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赤木 浩; 深澤 裕; 横山 啓一; 横山 淳
Journal of Chemical Physics, 123(18), p.184305_1 - 184305_7, 2005/11
被引用回数:21 パーセンタイル:57.2(Chemistry, Physical)HOD分子のOD伸縮高振動状態(5状態)を243.1nmの紫外光で光分解した。OH結合切断とOD結合切断の分岐比を、生成したH及びD原子を検出することにより決定した。OH切断によって生成したH原子は検出されず、OD結合切断が主な分解過程であることがわかった。量子波束計算により、今回観測された高い選択性の原因が、(1)5状態がローカルモード的であること,(2)励起エネルギーが励起状態ポテンシャル曲面上の鞍点より低いこと、にあることを明らかにした。
赤木 浩; 横山 啓一; 横山 淳
Journal of Chemical Physics, 120(10), p.4696 - 4704, 2004/03
被引用回数:19 パーセンタイル:52.88(Chemistry, Physical)NH伸縮振動励起したNHD(5)及びND伸縮振動励起したNHD(5)の紫外光分解を行い、NH及びND結合解離の分岐比を、H及びD原子の共鳴(2+1)光子イオン化を用いて決定した。NHD(5)の紫外光分解では、NH解離の断面積が、1本あたりのND解離の断面積の5.11.4倍に相当する。一方、NHD(5)では、1本あたりのNH解離とND解離の断面積の比は0.680.16と小さくなった。過去に行われた、振動励起していないNHDとNHDの紫外光分解の実験結果と比較すると、今回の結果は、NH振動励起がNH解離を約2倍程度促進し、一方、ND振動励起がND解離を34倍程度促進することを示している。
赤木 浩; 横山 啓一; 横山 淳
Journal of Chemical Physics, 118(8), p.3600 - 3611, 2003/02
被引用回数:29 パーセンタイル:67.27(Chemistry, Physical)N-H伸縮高振動励起したNH(5)の紫外光分解の実験を行った。実験はジェット条件下で行い、生成したH原子を共鳴(2+1)光子イオン化により検出した。5領域のアクションスペクトを測定することで、N-H結合解離断面積の相互比を求めた結果、4+振動状態が5状態よりも1.230.06倍、断面積の大きいことがわかった。この結果に対して、波束計算を用いて理論的に解釈することを試みた。
望月 孝晏*; 宮本 修治*; 天野 壮*; 井上 隆博*; 八束 充保*; 長谷川 信; 山崎 良雄
JNC TY9400 2000-008, 20 Pages, 2000/03
本報告書は、姫路工業大学と核燃料サイクル機構が、光陰極(フォトカソード)電子銃による高輝度電子ビームの研究に関して、共同で実施した研究成果をとりまとめたものである。本研究の目的は、光電子放出(フォトエミッション)型電子銃を用いて高品質電子ビームを発生するために、電子銃の特性とダイナミックスを計算機シミュレーションおよび実験研究により調べ、フォトエミッション型電子銃の応用の可能性を評価することである。電子ビーム品質の改善・高輝度化は、自由電子レーザー(Free Electron Laser:FEL)等の応用上、性能を決定する主要な項目で各種の方法が試みられている。レーザーフォトカソードを用いた電子銃は、短パルスレーザーによる制御性の増加も加えて、電子銃の大きな改善を可能とすると期待されている。フォトカソードを利用する電子源は、古くから利用されてきているが、近年の安定なモードロックレーザー技術の進歩により、高周波(RF)電子銃に安定に同期した発生が可能となり、新しい展開が開けている。本研究では、フォトエミッションをニードルカソード先端の高電界の元で行うことにより、フォトエミッションの量子効率の大幅な改善が行われることを、実験的に示し、それを用いたRF電子銃の計算機シミュレーションによるパラメーターサーベイを行った。
A.Mengoni*; 白井 稔三
Physical Review A, 44(11), p.7258 - 7268, 1991/12
被引用回数:9 パーセンタイル:52.52(Optics)電子-極性分子衝突過程の代数的アイコナル近似により振動励起を取扱える様にした。振動遷移と誘起する双極子演算子を用い、Glauber近似での散乱振幅の計算に必要な行列要素を求める方法を開発した。衝突における相互作用をより良く記述するために、長距離力である双極子相互作用に加えて、四重極相互作用まで考慮した。HCl,HFの回転-振動励起について数値計算を行い、各相互作用の効果を調べた。
杉浦 俊男
応用物理, 49(1), p.52 - 60, 1980/00
気相における自由負イオンの生成と、それに関連した性質についての解説を行った。負イオンの重要な性質としての電子親和力につき説明し、その決定方法のうち、特に最近開発された方法であるレーザーによる光電子脱離法及びセシウム原子による電荷交換法につきやや詳細に説明した。負イオン生成過程は三つの主な過程、即ち電子捕獲,イオン対生成,電荷交換に分類し、その各々につき概説した。さらに解離共鳴電子捕獲過程で生成する負イオンの生成断面積の温度依存性につき説明した。最後に、負イオンに関連して近い将来要求されると思われる問題として、磁場閉じ込め形核融合装置における、負イオンを基礎とした中性粒子入射過熱につき、電流密度の高い重水素負イオンの生成手段についての説明にも触れた。
市原 晃
no journal, ,
テラヘルツパルス列を用いて同位体選択的に回転励起させた二原子分子を、更に振動励起させるための光パルスの波形を、計算機シミュレーションを通して探った。本研究では70KにおけるLiCl及びLiClの気体分子集団に対し、緊密結合法に基づく数値計算を実施した。スペクトルが擬矩形あるいはガウス型波形を持つパルスを使用し、同位体選択的振動励起に有効なパルスの特性を調べた。そして分子のP-及びR-枝遷移周波数を参照してパルスの周波数領域を設定することにより、分子を選択的に振動励起できる結果を得た。本研究により、P-枝遷移が低振動状態の分子励起上重要な役割を果たすとともに、P及びR-枝遷移の両者が高振動状態の励起に寄与できることを明らかにした。